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おちょやん 第7週(31~35話)は、「好きになれてよかった」がテーマです。おちょやん・千代の鶴亀撮影所での女優人生が始まり、千代の奮闘ぶりが描かれます。
ある時、恋する若者のシーンで、人を好きになったことが無い千代は、ひどい演技で監督から怒鳴られ、そのシーンをカットされてしまう。千代は恋の擬似体験をするため、助監督の小暮に仮の恋人役をお願いしたが、いつの間にか小暮を本当に好きになってしまう・・
おちょやん 第7週 あらすじ
おちょやん・千代、鶴亀撮影所での女優人生がスタート!

千代・鶴亀撮影所へ
いよいよ、おちょやん・千代の鶴亀撮影所での女優人生のスタートです。
モチロン、大部屋からのスタートですが、大部屋の女優たちから意地悪されて居場所もない日々が続きます。
チョイ役に呼ばれるも失敗ばかりで監督に怒鳴られる日々であった。
そんな千代を助監督の小暮が見守り、撮影所の仕組みや振る舞い方などを親切に教えて励ましてくれた。
撮影所で女優の高城百合子にぱったり出会う。

千代・高城百合子に出会う
そんなとき千代は、撮影所で女優の高城百合子にぱったり出会います。
高城百合子は千代が道頓堀の「岡安」に居た時に出会った憧れの女優です。
話しているうちに、「千代ちゃんね!」と百合子は岡安時代のことを思い出します。
「千代ちゃんがいい役につけるよう、所長に頼んであげる」
そう言って千代を励ましてくれました。
助監督の小暮に、仮の恋人をお願いする。

千代・恋する若者を演じる
ある日、千代はエキストラの通行人で、恋する若者という役だったが、千代の芝居は全くそのように見えない。
「違う、違う!」「誰かを好きになったことあるのか?」と、千代は監督に罵倒され、役を降ろされてしまう。
千代には恋人がどういうものか、わからなかったのだ。誰かのことを好きになったことがなかった千代は、カフェーキネマの女給たちに相談し、助監督の小暮に仮の恋人役になってもらったら?~とのアドバイスで、小暮にお願いすることにし、早速、おそるおそる小暮にお願いすると、小暮は千代の仮恋人になる願いを受け入れてくれたのです。

千代・小暮助監督・ジョージ監督

助監督の小暮
そこに、天海一平が偶然通りかかる。

天海一平が現れる
そこに、天海一平が偶然通りかかり、千代がびっくりして、
「なんで、あんたがここにいてんねん?」・・
一平はそれには答えず、千代が小暮に恋人役を頼んでいたのを見てしまい、茶化していなくなります。
一平が撮影所に居る理由。

一平・脚本書きを勉強する
翌日、千代は小暮から一平がなぜここにいるか、の話を聞きます。
一平は、千之助が天海一座を抜けた後に、一座の人気が落ち込んで解散したので、大山社長から脚本の勉強をするように言われて今、脚本部に居る~と。
一平は脚本を一生懸命書くのですが、書いても書いてもダメ出しをされ、落ち込んだ一平は、たびたび千代のいる所に姿を現したりしてましたが、いつの間にか撮影所から居なくなってしまいました。
千代の初恋。

千代と小暮の仮デート
千代は仮の恋人・小暮と仮デートをしているうち、小暮を本当に好きになってしまうのです。
「なんや、うちあの人のこと好きになってもうた」・・・千代の初恋です。
それからしばらくして、百合子が相手役の俳優と一緒に失踪するという事件が起こり、百合子の主演で撮影が進んでいた「太陽の女・カルメン」は、代役を立てて撮影を続行することになった。
千代に重要な役がまわってくる。

千代・カルメンで重要な役を演じる
キャスト変更が起きるなか、千代に重要な役がまわってくる。
百合子が所長に頼んでくれていたのだ。
百合子の千代への置き土産であった。
「太陽の女・カルメン」の撮り直しが始まり、千代は夫に裏切られた若い妻役を演じるが、その悔しさや切なさが表現できず、監督に怒鳴られ、翌日撮り直しとなった。
その夜、小暮は千代を食事に誘い、逃亡した百合子への思いを告白した。
小暮、「実は百合子さんが好きだった」
実は百合子さんが好きだった。見向きもされなかったが、好きになれてよかった」という小暮の言葉に千代は恋愛の切なさ・苦しさを知らされるのであった。
小暮との恋の切ない思い。

千代の演技に監督のダメ出し
翌日、撮影の続きが行われた。
裏切られた妻の悔しさ・切なさが全く感じられない千代の演技に、監督は
「人を本当に好きになったことはないのか?」と問われた千代は、「あります!」と答えたのだ・・
そして、ここで千代が昨日体験したばかりの小暮との恋の切ない思いが沸いてきて、活動写真は無声なのでセリフはいらないのだが、千代はまったく関係のない言葉を話し始めた。
「あなたを好きになれてよかったー」

千代の迫真の演技
千代はまったく関係のない言葉をつぶやく・・
「どうしようもない父を見て育ってきた自分は、誰も好きにならなくていいと思っていたが、そうではないことをあなたが教えてくれた。
「あなたを好きになれてよかったー」。
迫真の演技に現場が静まり返り、監督も
「いい演技だった。コングラチュレーション」と絶賛した。
この演技により、千代は初めて自分の名前が出る役で活動写真に出演することができた。
第7週 感想

おちょやん・千代が、やっと迫真の演技が出来て、映画界で生きていける兆しが見え始めましたね!
恋は実体験して、初めて切迫の演技ができる~ということを体験した千代でしたが、今後、この映画界を担っていくことになるのでしょうか?
今後の千代の活躍を応援したいですね!
(次週)おちょやん 第8週 「あんたうちの何がわかんねん!」あらすじ ・感想
(参考サイト:https://www.cinematoday.jp/news/N0121080)
https://www.iza.ne.jp/kiji/entertainments/news/210124/ent21012408300001-n1.html)

